実は「山と道」のザックを新調♪南アルプス南部縦走3日目。
実はこの日、Sちゃんは下山でワタシはソロで聖岳を目指す予定だったのですが…
朝からお天気は崩れかけており、しかも私、目眩と吐き気でフラフラ〜(涙)
やっぱり3000mクラスに泊まると来るんですよね、高山病。高い場所に不適応な体質にもかかわらず、高いお山LOVEのこの葛藤は酸素サプリや鉄剤を一週間前から飲むなど、いろいろ対策は練ってはいるのですが…(泣)
手足口病の症状はすっかり収まっていたものの、足の裏の皮が剥けてきていたのと、やはりまだ病み上がりだという意識もあり、雨の3000m級のソロ行は危ないかとの判断。あっさり4日目はあきらめ、この日に下山することにしました。テント担いで来てたんだけどなぁ…(泣)
ということで、Sちゃんと一緒に大倉尾根経由で椹島へ向かうことにしました。
赤石岳山頂、視界ゼロ〜
昨日堪能しておいて良かった!
途中まで昨日の夜の会をご一緒させていただいた滋賀県のトレイルランナーの方と一緒に進みました。
このあと三伏峠まで戻るそうで…(汗)やっぱりファストハイクで来ると速いですね!
分岐から大倉尾根へ。
ここからひたすら「下り」です。
樹林帯に入って
少しお顔をだしているのが聖岳。
今回あきらめて残念だったけど、また来ますねーー
雪渓も見えます。
この辺りから雨が酷くなってきて、途中でレインウエアを着用しました。
二時間程下って、富士見平。
昨日、あれほど何度もお目にした富士山ですが、まったく見えません。
昨日は本当にラッキーだったな。
こちらから、初日に同じバスに乗車していた方とおしゃべりしながら赤石小屋まで下ります。椹島から入るとルートも限られているため、だいたい同じ顔ぶれの方々とだいたい同じルートで進んでたりします。東京の方で、冬はスノボ等のウィンタースポーツをされているとか…など、山のお話なぞお聞きしていたら、気が付いたら赤石小屋到着〜
コチラで高山病から回復すべく、500mlのスポーツドリンクを購入し一気飲み。
するする身体に吸収される感覚があり、標高が下がったのも良かったのか、その後、頭痛や吐き気は回復しておりました。
ザーザー降りの雨の中、ひたすら大倉尾根を下山。
本当に長い長い長い長い下りでしたー。
Sちゃんとたわいもない会話を延々と。
そして、逢う人毎にお喋りをしたりして気持ちを紛らわせます。
前後する方々に親しみが湧いて来ますね。。
3時間程でしょうか。
とにかく下って下って
この階段で最後!
お昼前に椹島に到着できました〜〜。
ちなみに、この気の遠くなるような坂をあのTJARの覇者、望月さんはトレーニングで椹島〜赤石小屋までの往復を3時間程でされるとのこと。そりゃ強くなれるわーーと思わず納得の尾根道でした!
椹島にて、第一便10:30のバスは行ってしまっているので、
1:00のバスまでのんびりします。
お土産を購入した後は…
とりあえずの一杯〜
高山病&手足口病の恐れから昨日は少ししか口にしなかったアルコールをここではがっつりいただきました!10日ぶりのB〜♪
そして名物の唐揚げ丼♡
これ、美味しかったー
大きなカラッと揚がった唐揚が乗った豪快丼が下山後の身体にも心にも満足でした!
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1時のバスで畑薙第一ダムの駐車場まで戻り、
Sちゃんの車に乗り換えて、10分程の白樺層にて温泉。
新しい施設の気持ちの良い温泉でした。
コチラ、静岡県葵区の井川地区はTJARの望月さんの地元とのことで、温泉にてこの展示〜
畑薙第一ダムまでのクネクネした舗装路の山道、TJARのコースです。
この舗装路をひたすら下って静岡の海までいくんだーーと思うと感激でした!
そんなことを考えながらSちゃんの運転で市街地に戻りました。
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アクセスの悪い南アルプス南部ですが、3日間に短縮したにもかかわらず、運転上手なSちゃんのおかげで初日から入山でき、南アルプス南部の縦走をまんきすることができました!
ありがとう。
南アルプス南部、少し地味なイメージではあったのですが、そこは3000mのスター級の山々が連なる場所。アクセスの悪い分、好んで来る人も限られているのかソロ率も高く、山慣れしている人々が集う落ち着いた空気でした。青い空の下、雲を眼下に息を切らせながら進む天空の稜線歩きは、気持ちを平らかにしてくれ、自分の尖ったイロイロが本当にストンと小さくまあるくなっていくのを感じました。
やっぱり、山はいいなぁ…