深い深い 山の中 前へ前へ…
大峰奥駈道 2日目。
3時半起床。
昨晩は寒くてなかなか寝付けず。閉まらない窓からの風のせいだと気付き、途中エマージェンシーシートを取り出して身体を包みました。5月といえど山の気候は侮れませんね。
眠れないと思っていたけど、目覚ましの音で起床した時は気分スッキリ…。眠れてたんでしょうねー。
朝ご飯は
・ぶどう
・チキンラーメン カレー味
・スタバのコーヒー
朝は苦手で動きがスローモー…(汗)
ゆっくり身支度して5じ頃出発。
下の階の方々はほぼ出発されておりました…(汗)
が、二階で一緒に寝ていた外国人カップルはまだ寝ていらっしゃいました。皆それぞれの奥駈なんですね。
まだ薄暗い夜明け前。
ヘッドランプの明かりを頼りに進みます。
30分程でライト不要に。
さすがに5月となると日が昇るのが早いです。
まずは仏生ヶ岳を目指します。
雪が残ってる…
本日初ピークと意気込んでいた仏生ヶ岳、ルートはピークを通らない巻き道でした…(ピークに寄っていく余裕無し)
その後、なんどもピークを避ける巻き道に遭遇。奥駈道はピークハントが目的ではないんですね。
苔むしたトレイルが出て来て
その先には…
なんと水場が!!
ここ「鳥の水」は潤沢な水量!
「み…水だわぁ〜〜」と三人で小躍りしての喜び様。
水が豊富にあるってスゴいことだ。
そんな境地に至っていた奥駈2日目(笑)
これぞ山からの恵みというか教えとでも言うのか。
お水を汲んだり歯を磨いたりの大休憩をしました。
朝モヤと思っていましたが、どうやらお天気が崩れていってるようでガスが濃い…
孔雀岳を過ぎ、本日のメイン200名山釈迦ヶ岳へのトレイル
崖をよじ登ったりくだったり…
釈迦ヶ岳山頂手前で一瞬の晴れ間からの青空
ああ、ありがとう…と思える山での瞬間
釈迦ヶ岳山頂はその名の通り、お釈迦様。
昔、十津川村の強力が一人で背負って上げたとか…
旅の無事をお祈りしました
釈迦ヶ岳からは笹の原を一気に下って
小さな小屋が見えてきました。
コチラ深仙小屋です。
定員6人とありましたが、それ以上に小さく感じたこじんまりとした小屋。
コチラには囲炉裏があり、昨日の小屋よりは温かそうでした。
深仙小屋のすぐ目の前に大日岳。
山頂に行場があるとのことでしたが、お天気も悪く視界も無かったので、そのまま巻き道で通過。
(ちょっと見てみたかったけど…)
ずんずん歩いていくと…
南奥駈道に突入〜
ああ、奥地に来たんだなぁ…
ランチは天狗山にて。
バイケイソウ君達。
八経ヶ岳近辺より明らかに春の訪れ感じます。
何の稽古をしたんでしょうね。。
地蔵岳も通過
視界が悪く、霧雨の中モクモクと前へ前へ。
いわゆる「奥駈らしい」トレイルなんだけど。
修行精神も邪念も妄想も行き着いてしまい「飽きて来た」??といったところで、
Rちゃんが「お茶しよう〜〜」って
ティータイム〜
お茶の提案ありがとう(笑)
冷えきった身体と心に甘ったるいカフェオーレが沁み入り いい気分。
温かい食べ物って身体だけでなく気持ちにも効きます。
ちょっと一休みすることや自分をちょっと甘やかすことって大切だな。
こういうふとした気付きの積み重ねが「旅」を創るんでしょうね。
お茶&スイーツで元気復活し、またひたすら前へ前へ…
すこし前より成長してます。
奥駈道のメドゥーサ??
急な下りをくだった先、待望の持経ノ宿到着です。
小屋番の方もいらっしゃる大きな小屋です。
ここの水場が枯れないので必ずここで補給しておくことと、新宮山彦ぐるーぷの方にアドバイスをいただいておりました。…が、汲んできた水が有るとの事で、水場まで400m行かずに水を分けていただきました。
ありがとう。
持経ノ宿からは本日の宿泊予定地まであともう一踏ん張り。
ヤマツツジなぞも見られ、山の様子がだんだん変わってきます。
持経ノ宿から1時間程、平治の宿に16時頃到着〜
平治の宿、定員12人で一応予約制。
私達は3月に連絡をしておりました。
先客は2名だったので、寝床を確保して身支度整えて
濡れたカラダを温めるべく
火起こし〜(Fさんが)
火があるとこんなに幸せなんだと感じる瞬間です。
温かいって、それだけでシアワセ。。
火を眺めながらのんびりおつかれさまの一杯。
冷えきった身体に沁み入ります。
そして、本日の晩ご飯
・プチトマト
・白ご飯(アルファカ米)+親子丼の元(フリーズどらい)
・パスタスープ(無印良品)
・切り干し大根の煮物(常温レトルト)
ご飯食べたりしているうちにぞくぞくと人が増えて
最終的には10人くらいでした。
この日も19時就寝。