今年は天川村から…---
GWのお話ですが…
去年北部を歩いた熊野古道 大峰奥駈道、
今年は奥駈道の真髄である奥駈南部〜熊野本宮大社を歩いてきました〜。
去年のKちゃんMさんからノウハウを学び、今年は私がプランを立てました。
女子グループなので天上ヶ岳は通れないので、どこからトレイルに入ってどこで泊まるか…毎日の通勤電車の中で地図何度何度も見て考え、
(↑こういうことには集中力有り…笑)
立てたプランがざくっとこんな感じ。
day1 天川村(タクシー)〜行者環トンネル〜楊枝ケ宿小屋(CT 6:00)
day2 楊枝ケ宿小屋〜平治の宿(CT 9:30)
day3 平治の宿〜玉置神社(テント泊)(CT 10:45)
day4 玉置神社〜熊野本宮大社(CT:7:05)
熊野大社から関西へ戻るアクセスが悪いため、本宮大社にお昼頃着くプランか夜について熊野後泊か迷いましたが…
「毎日のんびり歩く」方を選び、三泊四日で本宮大社にお昼頃着くプランとなりました。メンバーはKちゃんがドタキャン(残念)となったため、去年もご一緒させていただいたFさんと、小豆島もご一緒したRちゃんの女性3人組です。
有人小屋の無いルート。
テント担いでの四日間はいかに…
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GW後半の初日。
下市口駅8:20のバスに乗車。
バス停は長蛇の列でこの日臨時のバスも出ておりました〜。
私達は無事に最初の「特急」に乗車することができました。
天川川合に9時過ぎに到着。
ここから登山口までタクシーの予定なのですが、天川村に一台だけのタクシーは当日予約のみ。下市口駅で電話予約をした際はすでに第一弾は予約で定員オーバー(涙)、第二弾10時頃になるとのことでした。
が、早く着いたので念のためタクシーの方へ向かったら、私達三人も第一弾に乗せていただけたのです〜
(↑スリムな女性3人だったため…内緒)
スタート地点の行者還トンネルに10時過ぎに着けました。
ラッキーでした(嬉)
トイレや登山届等を済ませ(綺麗なトイレ有り)
10時20分頃、奥駆縦走スタートです。
行って来ま〜す。
いきなりの急登です。
この日、私史上最重量の12キロのザックを背負ってのスタート。
普段背負い慣れない重さに動きも鈍くヨレヨレ登る私達…(汗)
お天気は曇りでしたが、だんだん「奥駈」らしいトレイルに…
コースタイム通り約1時間で奥駈出合に到着〜普段なら軽々登れそうな距離なのですが…ザックの重さに初日からヤラレました(汗)
さて、ここから本ルートの「奥駈道」です。GWのせいか団体さんなど登山客がいっぱいでした。
雪が残ってる…
去年は無かったなぁ。
去年は新緑が芽吹いており景色が「春」だったのですが、
今年は奥駈に春はまだ来てないようです。
ご無沙汰しておりましたー
(弘法大師様ではなく理源大師様)
標高が上がるにつれ、
雪がザックザクッ♪
これまたコースタイム通りに弥山小屋に到着。
さ、寒いぞ〜
時間に余裕はありませんが、寒過ぎてバーナーの登場です。
暖かい食べ物って幸せですね。。
寒いし、視界もゼロなのでさささっと近畿最高峰の八経ヶ岳を過ぎて…
(寒いのでもうレイン着てます)
初めて足を踏み入れるその先の奥駈道へ。
ガスで遠くの景色は全く見えませんが…
これぞ奥駈〜〜な景色のオンパレード♪
あんなにいた登山客も八経ヶ岳の先からはほとんど会いません。
山が深くなって行くにしたがって人の気配が薄くなっていく…
これぞ正にTHE 奥駈道〜
事前にBlogなどで崩落箇所が多数あると確認してはいましたが、
五鈷峰前後は崩落だらけ。雨が降ると少し危険かもしれませんね。
とにかく小さなアップダウンをたくさん越えて
もう目の前に本日の宿泊地、楊枝ヶ小屋だよーという箇所で最大の崩落地が…
私達は山をよじ登り迂回しましたが…
これ、結構怖かったです〜
16時頃、楊枝ヶ宿小屋に到着!
トイレも水も電気もありませんが、きれいな小屋でした。
私達が到着した時はまだ4人くらいしかおらず二階を女子のみで使わせていただいたのですが、後から続々と人が来て、夜にはほぼ満室に。周囲にテントもいっぱいでした。
2階はこんな感じ。
閉まらない窓で寒かった…(泣)
徒歩10分くらい下ったところにあるここの水場、ほぼ枯れておりました。
重い重いといいながらも3ℓ近く水を背負って来て良かったです。
事前に奥駈道を整備されている新宮山彦グループの方にアドバイスされておりましたが、奥駈は「水の確保」が大変なんですよね。。
17時過ぎに待望の晩ご飯〜
まずは赤ワインで乾杯♪
この日のメニューは
・プチトマト
・タケノコの土佐煮
・牛飯(アルファカ米)
・チゲスープ
「食材を侮ると旅のクオリティが下がる…」が去年の反省。
今年は、常温保存のおかずや飲み物もバリエーション豊かにそろえました。
(だから12キロなのか…??)
夕食のあと、小屋の周りで太陽が沈むのを眺めながらまったりしていたら…
あら!!バンビちゃん〜
私達を見ても全く動じず…(笑)
「人」が危険だという認識はないようです。
お互い「動物」なんだよねぇ…
太陽がだんだん「夕日」になっていきます。途中お逢いした方が到着したのでおしゃべりしたり…
山での出逢いは人と人との距離が近いなぁ。。
真っ赤に染まります。
今日の太陽さん、おやすみなさーい。
電気も水もトイレもない「小屋」に泊まるのは初めて。
そして、本当に「何も無い」ので
よって、日没=就寝です。
この日、19時過ぎに就寝。