Madarao Forest Trail 50k 〜当日〜
2009年 10月 08日
もちろん、外は真っ暗…
同室のMさんと昨日貼り方を教わった「ニューハレ」を貼りあう。
なんやかやしていると1時間あっという間に過ぎ、
バタバタと荷物をまとめて車で会場入り。
5時から始まっている朝食会へ。
ちょっと緊張した空気の流れる会場。
メニューは
牛乳、コーヒー、おにぎり、バナナ、菓子パン(あんぱん)ミネストローネ、
(写真は半分くらい食べてから撮影、この後ホットドッグをあんぱんに変える…)
昨日のパーティで食べ過ぎてて、食欲全く無し。
でも、今から50キロ走るのだから!と無理矢理お腹に詰め込む。
スタートまで、ストレッチしたり水分を補給したりまたまた準備していたらあっという間。
なんとなく緊張した空気のままスタートゲートへ。
まだ薄暗い…
「また、ここで会おうね〜」と言い合いい、
仲間と手を重ねて「エイエイオー」をしたり、握手をしあったり
「フォー」と奇声を発したり…もの凄い高揚感とこれからの50キロの山にたいする緊張感。
妙なテンションで緊張感がピークの中、
石川弘樹さんDJのカウントダウンが始まり、いざスタート。
50キロの旅へ〜。
ゆっくり行こう〜と最初はゆっくり走り出す。
最初から坂を登るけど、調子は上々。
ちょっぴり渋滞したりもしながらのんびり走る。
約7キロ走ったところで第一エイド。アミノ酸飲料「MUSASHI」を飲む。
ここで、Nさんに会う。お互い「頑張って〜」と声をかけあう。
次の20キロ手前の第二エイドまでは、長い長い砂利道の林道。
ここで先日試走会でご一緒したご夫婦とお会いし、少し話しながら走る。
林道はやはり苦しくなり、何度も歩く。
でも、途中の絶景スポットではしっかり撮影。
楽しむ系の人が多い大会なので、
みんな足を止めて景色を撮影していて良い感じ〜(笑)
長い林道を終え、第二エイド到着。「MUSASHI」を飲み、持参したスポーツジェルを飲む。
ここから、斑尾山への登りへ。
這うように登る急な坂も、ふと後ろを見ると眼下に輝く湖と遠くの山々が美しいこと。
ぜいぜい言いながらも、景色に癒される登りでしたー。
斑尾山からの下りはスキー場の激坂。
今回はどうかな〜とおそるおそる降りるも、
やはり、膝が痛くなって来て。
なんどもしゃがんでは屈伸したり、立ち止まったり。
追い抜かされる人に「大丈夫??」と何度も声をかけていただく。
みんな優しいなぁ。。
斑尾山を下りきったところ、24キロ地点で第三エイド。
「MUSASHI」、パワーバー、ジャガイモ、コーラ、バナナをぱくぱく食べる。
ここでMさんと会う。膝がヤバイわ…と一応伝えておく。
次の山は袴岳。登りはすいすい、下りはヨタヨタを繰り返していたら、
激坂で膝がつってしまう。
やはり、毎日午前様のここ一ヶ月の激務が響いてるのかな?
あきらかな調整不足だなぁ…とトホホな気分。
それにしてもあまりの激痛に激坂の崖っぷちで止まってしまう。
冷却スプレーをふり、アスリートソルトを補給するも痛みは収まらず…。
この時点で膝はノックアウト。
ここから残り約20キロをひたすら早歩きで進むことに…
下りヨタヨタ、登りガシガシを繰り返し、第4エイドへ。
「MUSASHI」、巨峰、バナナ、笹寿司!、チップスターをぱくぱく。
ジェルや持参のお菓子も食して、いざ出発。
制限時間20分前になんとか第二関門は突破。
とにかく走れないので、残りの15キロの長いこと。。。
あまりの辛さに?記念撮影「35キロ地点(あと15キロ)」
もうこのくらいになると、「故障」している人ばかり。
会う人みんな「頑張りましょうね〜〜」とお互いへの声援。
すっかり走れない状態で43キロ地点の第5エイドへ。
膝が痛い〜と訴えると「棄権します?」とあっさり言われて、
なんでやねん〜!!となかば逆切れ状態?で「行きます!!」と答えて、出発。
もう、とにかく時間との勝負。
一歩一歩が痛いので、もうあきらめたら楽やんワタシ〜…と半ば精神崩壊状態…。
深い森の中一人で足を引きずって歩いていると心細くてもうなんだか泣けてくるんだけど、
「泣いてもしょうがないよーー」とココロの葛藤。
足的にも、精神的にも本当にしんどい最後の7.7キロでした…。
結局、制限時間10分前のギリギリのゴール。
心配してくれていたMさん、Nさんがゲレンデをヨタヨタ降りてくる私をみつけ、
駆け寄ってくれて、3人一緒の感動的ゴール、
でも私にとってはちょっと情けない気持ちのゴールでしたー。
でも、まぁ…
とにかく50キロ完走できたことは本当にうれしかったー!!
あちこちで、励ましの声をかけていただいき、
温かい運営をしてくださった斑尾の人々にはココロから感謝。
山や自然に対する謙虚なココロを説いた石川弘樹さんの考え方は
50キロも山を走るとすんなりココロに入ってきて。
素敵な大会をプロデュースしてくださった石川さん、ありがとうございました!
制限時間ギリギリまで、待っていてくれたNさん、Mさん、Nくん、Yくん。
ゴール後の歓待が本当に嬉しかったです!
ありがとうございましたー。
これ程までにカラダを極限まで動かし山を走る…
私も木や土と同じ自然界の一部なんだなぁ、と森の中でふと。
当たり前なんだけど、不思議にも心の底からこんな感覚が湧いて来たレースでした。
またリベンジ…したいかも。。
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